公共料金の秘密 2
私有公益事業は私企業ですから、一般の他産業におけると同じく「企業秘密」が公然と主張されています。
国民全体のものといえる公共企業体においても、ガラス張り経営になっていないのが現実です。
・・・ここでは、公共性の建前にもかかわらず、「受益者負担」「独立採算性」を理由に、国民福祉に反して国民の負担する料金はますます高水準に決定される傾向にあります。
それにたいして大企業の負担する料金は低くおさえられ、大企業の高利潤を保障するという大企業奉仕の仕組みがつらぬかれているのが実態です。
80年4月1日より電力8社(さきに値上げを認可された北海道電力を除く)平均50・83パーセント、大手ガス3社平均45・3パーセントと、電気、ガス料金の値上げが行なわれることになりました。
その理由となったのが原油の高騰です。
電力会社は76年の値上げと77、78両年度の円高差益によって史上最高の利益をあげ、79年9月末の電力9社の内部留保は1兆2000億円にも達しています。
しかしそれにもかかわらず、燃料コストが1年間で3倍にあがり、値上げなしにはやっていけないというのです。